認定の概要
FIDOの認定プログラムは、組織がFIDO認証ソリューションを世界中で展開するために、 活用可能な製品とサービスで構成されている相互運用可能なエコシステムを担保するための重要な要素です。FIDOアライアンスは、製品の適合性と相互運用性を検証するために、その主要な仕様(UAF、U2F、およびFIDO2)の機能認定プログラムを管理し、さらにFIDO認定された認証器のセキュリティ性能を評価するプログラムやバイオメトリクス部品の有効性を試験して検証するプログラムを導入しました。
FIDO認定は、ベンダー、導入を予定している組織、そしてエンドユーザーにも同様に利益をもたらします。ベンダーにとって、FIDO(登録商標)認定マークを取得することで、製品がFIDO仕様に準拠し、市場内で相互運用されるという点で、製品の完全性を顧客に証明することになります – たとえば、FIDO2認定サーバーは、製造元に関係なく、任意のFIDO2認定認証器を受け入れることができます。FIDO認定はまた、入札要件としてFIDO認定を掲げるRFPの増加に対応するベンダーにとって最善のものとなるでしょう。認証器ベンダーは、実装のセキュリティ特性の認定を受けることで、競合他社との差別化を図ることができます。これは、3つのレベルのいずれかの対応する認定マークに反映されています。
導入を予定している組織にとって、FIDO認定プログラムを活用することで、相互運用性が担保され、FIDO仕様への準拠が証明されている最善の認証ソリューションを構築または購入することができます。同様に、エンドユーザーは、デバイスやWebサイトにまたがって機能する認証器をシンプルに利用することができます。
FIDOアライアンスは、各種コンファレンス、セミナー、およびFIDO認定ショーケースといったFIDO認定ソリューションを紹介する独自の機会を通じて、FIDO認定製品を提供するメンバー企業を積極的に宣伝します。
FIDOアライアンスのメンバーは認定試験の割引を受けたり、追加の共同マーケティングの機会を得ることができますが、FIDO認定プログラムはメンバーおよび非メンバーにも同様にオープンです。
はじめに
FIDOアライアンスの認定プログラムの詳細については、以下をご覧ください。
- 相互運用性試験 (サーバー、クライアントおよび認証器)
- 認証器のセキュリティ認定レベル試験
- バイオメトリクス部品認定試験
FIDO認定製品
認定を受けたベンダーの製品を利用してFIDO認証の導入をお考えの場合は、下記をご確認ください。
- FIDO認定ショーケースには、FIDO認定製品を利用している特定のメンバー企業による詳細情報が追記されています。仕様、製品タイプ、サポートされている地域などが検索できます。
- FIDO認定製品リスト。これはFIDO認定を受けた600を超える実装の包括的なリストです。